糸川さんと初めてお会いしたのは、大塚まさじ氏のアルバム「いのち」のレコーディングに参加させていただいた後のレコ発イベント…「月夜のカルテット」のライブでした。
そして…その後何年か経ってから「太郎くんの写真を撮りたい」とお電話いただきました。
「君はカッコイイから撮りたい!」とおっしゃっていただき、正直驚いたのを覚えています。
その頃既に糸川さんは癌闘病されていたので、体調を崩されたり、スケジュールがどうしても合わなかったり、屋外撮影予定日に台風直撃だったり…もあり、何回も撮影が延期になりましたが…昨年秋にやっと実現した時は、本当に嬉しかったです。
ご自宅からの送迎の車中では「最後になるであろう写真集にあなたの写真も入れたい、来年春に体育館くらいの大きな会場で、今まで撮影した人たちの大きな写真パネルをいっぱい吊るして写真展をやる!」とおっしゃっていました。
最後、今年の1月お電話でお話しできた時は「身体がうまく動かせないので自分ではもうできないかもしれないけど…なんとか最後の写真集を出したい、太郎くんが私が撮った最後の人やね」とおっしゃっていました。
ドラムの音がお好きで、ドラムセットに座ってご満悦でした。
撮っていただいた写真の仕上がりはまだ見れていませんが、いつの日か見れたら嬉しいですね。
非常に残念ですし悲しすぎますが…自分が糸川さんが撮影した最後の1人…光栄に思います。
糸川さん、ありがとうございました。
ゆっくりと休んでください。
合掌。
撮影の為に休日にお店を開けてくれたBear's Choice クマさん、タマタン、ありがとう!